プロスペクト理論(損大利小が起こる理由)
中々勝つことができないトレーダーの皆さんはどうして自分が勝てないか考えたことがあるだろうか?
負ける要因の1つが「プロスペクト理論」
と呼ばれるものが理由だ。
プロスペクト理論とは、簡単に言うと
『人は含み損が増える(損益が増大)するより
含み益が減る事の方が耐え難い』
と言う理論の事だ。
その事による弊害が"損大利小"の決済になってしまうと言うものである。
ん?どいういうこと?と言う方のために
2つ具体例を挙げてみよう。
想像してみて欲しい。
例えば10分で2万円位のお金が変動するような相場があったとしよう
例①
含み益が10,000円ある状態から利益が
9,000円→8,000円と瞬く間に減っていった時は
あ!このままだと損益に転じてしまうかも…
とか、今が利益の最大かも…といった考えから利確してしまう方が多いと思う。
例②
含み損が10,000円ある状態の時はどうだろうか?
仮にマイナス11,000円→マイナス12,000円と含み損が増えていっても耐えていたらまた戻ってくるだろう…と考えてしまう方が多いのではないだろうか?
運良く戻ってくれば良いが、どんどん含み損が拡大していく場合もある。
そして、マイナス20,000円、マイナス30,000円…とどんどん損失が大きくなり耐えきれず損切りをしてしまい軽症の時に損切りすればよかったと思った経験のある方は多いのではないだろうか?
まずは、プロスペクト理論により
上記の例に示したような"損大利小"の傾向が起こってしまいがちなことを頭に入れておいた方が良いだろう。
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