FX・株・仮想通貨で負けてる人のトレード悪例2選

f:id:nomu1006:20210906141625p:image今回はトレードで負けている人がやりがちなトレード方法を3つ挙げてみました。

 

負けている人のやりがちな失敗トレードを考えた時にある程度知識が充実してきてマルチタイムフレーム分析などを駆使しているにも

関わらず負けている人は今回の記事の悪い例のようなパターンが考えられます。

 

マルチタイムフレーム分析についての記事はコチラ

 

時間軸と捉えたい波動がマッチするトレードを心掛けることをおすすめします。

 

見ている時間軸と捉えたい波動がアンマッチな手法

見ている時間軸と捉えたい波動がアンマッチとはどういう状況なのか解説していきます。

 

良い例

例えば下のチャートは、2021年8月30日週のポンド円のチャートだ。

※青色枠=東京市場、黄色枠=ロンドン市場、ラベンダー色枠=ニューヨーク市

※緑色MA=25MA、マゼンタMA=75MA、200MA200MA

※エントリーは総資産の4分の1でエントリー

👇移動平均線の設定についての記事はコチラ

nomu1006.hatenablog.com

 

4時間足以下の足で認識できる波動では、ダウ理論的にもMAの向き的にも上昇トレンドが続いている状況があったといえる相場だ。

チャート① GBP/JPY 1H

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大きな時間枠としては上昇トレンドなのだから、調整波の転換を捉えてロングエントリーしたいと考える人が多い局面だと思う。

そんな中で、東京市場が終わる15時くらいにダブルボトムを形成使用としていた。

(チャート①緑のW)

 

チャート② GBP/JPY 1H足(チャート②赤丸-チャート①のW部分拡大)

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シナリオ通り、チャート②の赤丸あたりでロングエントリーをしたとしよう。

皆さんは利確位置、損切り位置をどこに設定するだろうか?

 

チャート③ GBP/JPYJPY 1H足

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チャート③のオレンジの2本線あたりが利確位置/損切位置として設定されることが多いのではないだろうか?

今回のケースでは、利確位置までいっているので問題は無いが、

リスクリワード的な考え方では、損益比率1:1のとなってしまっている点が気になる。

👇リスクリワードについての記事はこちら

nomu1006.hatenablog.com

 

 

とはいえ、大きな波の方向と転換パターンを理由にしたエントリーなので

勝率としては、50%以上を維持できるのではないかと思われる。

ロット管理に気をつけてトレードすれば大きな問題にはならないだろう。

(捉えたい波動の大きさ的にも問題は無いと思われる)

 

 

 

悪い例は以下のパターンだ・・・

問題①:利確位置を決める時間足と損切位置を決める時間足が異なる

チャート④はGBP/JPYの日足だ。下降のトレンドラインが引けている。

(チャート①~③は、チャート④の右から2番目のローソク足フラクタルだ。)

 

チャート④ GBP/JPY 日足

 

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チャート⑤ GBP/JPY 5M足(チャート④の赤丸のフラクタル

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日足の下降トレンドラインの反発(チャート④赤丸)を理由にエントリーする場合の環境認識とエントリータイミングを以下とした。

環境認識

日足に引けるトレンドラインの反

発を狙う(ショートエントリー方向)

 

エントリータイミング

5分足の転換パターンが出た時

(チャート⑤青色のダブルトップを理由に赤丸にてエントリー)

 

 

この場合、問題となるのは利確位置損切位置の位置関係である。

 

 

極端な話、

利確位置が日足チャネル下限の直近安値

(チャート⑥の利確位置オレンジライン)

損切位置がチャート⑤のオレンジライン

チャート⑤の損切ラインをチャート⑥に示すと損益比がおかしいことは一目瞭然だ。

(利確位置まで、2000pips / 損切位置まで20pips程の規模感のトレード)

 

チャート⑥ GBP/JPY 日足

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日足レベルの下降トレンドラインにあたっているので、エントリーする1つの理由にはなりうるが、損切位置と利確位置を比較すると損切が極端に近いというような場合は少しのちゃぶつきで損切にあたってしまう可能性が高くなるだろう。

 

利確位置と損切位置は同じ時間足内で決めるか、差があっても1個上の時間足レベルで設定する。

日足のみのエントリー理由ならロットを落として損切位置まである程度、余裕を見た方が良いだろう。

 

 

問題②:短い時間足の勢いを無視したトレード

チャート④ GBP/JPY 日足

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チャート④のような、日足レベルの下降トレンドラインにタッチした理由でショートエントリーを狙っていく時に気をつけたい事がある

それは短い時間足の勢いを無視したトレードだ。

チャートの転換を狙う時は、転換パターンを付けるまで待ってからのエントリーを心掛ける。

特に、日足レベルのチャネルラインからトレンドラインまで勢いよく戻っているような

チャートはかなり勢いが強くトレンドラインまで戻ってきている事が想定されるので

転換パターンの形成を待つことは必須と言えるだろう。

 

 

チャート⑦ 日足転換パターン

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チャート⑦のオレンジ部分でトレンドラインにあたっていたとしてもエントリーせずに赤丸のような位置で、マルチタイムフレーム分析を行いエントリーすることをお勧めする。

 

 

 

まとめ

利確位置を決める時間足と損切位置を決める時間足が異なってはならない。

 

同じ時間足か±1つくらいの時間足で利確位置と損切位置を決めないと

捉えたい波動に対してのちゃぶつきを考慮出来ないトレードとなり損切貧乏になりやすい。

 

 

短い時間足の勢いを無視したトレード

 

仮に、日足のトレンドラインの反発を理由にエントリーする場合は5分足の転換パターンを理由にエントリーしてはならない。

 

日足のエントリー根拠に対して、5分足の転換パターンでのエントリーだと捉えようとしている日足の波に対してフラクタルが小さすぎて少しのちゃぶつきで5分足の転換パターンが崩される事が多いためだ。(損切り貧乏の原因)

 

転換パターンはエントリー根拠の時間足の2個下のフラクタルを見るべき。

日足の反発を想定したエントリーなら少なくとも1時間足で転換パターンが出てから、エントリーをした方が無難だろう。

 

 

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